2024/12/13 02:04



お正月のお飾りを飾りましょう

おはようございます!こんにちは!こんばんは!FlowershopKALIANg(カリアン)です。
もう年の瀬ですね。
お花屋さんではクリスマスが終わる前からお正月の準備を始めます。


この時期になると花市場にもお正月商材がたくさん並びます。
色々なお正月にまつわる花材も出荷されます。
それもそれぞれ謂れがあるのです。

KALIANgではその伝統的な縁起物を使いながら、現代風にスタイリッシュに仕立て直しました。

また一つずつ手作りですから、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。



とくにお正月飾りは、玄関に飾るもので大変重要なものです。
門松同様、歳神様をお招きする目印となるものです。
毎年来訪する年神様

見た目のかわいらしさ、美しさなども勿論そうなのですが、それぞれ意味のある縁起物を使うことにより、

日本の伝統文化を継承しつつセンス良く現代風にアレンジしても本来の意味を失わないようなお飾りをおつくりしています。
歳神様については こちら「お正月のお話(1)お正月のじゅんびすすんでますか?」をご覧ください。
松については「お正月のお話(2)お正月にはなぜ松を飾るのか?」をご覧ください。


おめでたい!は鯛だけではない?お正月の縁起もの

お正月には縁起物を多く用います。
新しく始まる一年をより良いものとして過ごすために、歳神様をお呼びします。
歳神様は、商売繁盛・五穀豊穣・家内安全・無病息災の神様です。

それでは、その具体的な内容をさっとご紹介します。

【縁起飾りについて】
・しめ縄・・・歳神様のいる神域を示す。伝統的なしめ縄を使用。
・松・・・歳神様の依代
・紙垂・・・神様の印。しめ縄につける。一般的には雷(いかずち)形。
・稲穂・・・五穀豊穣を願う
・裏白シダ・・・夫婦仲むつまじく相性の良い事、白髪になるまでの長寿を願う
        裏面が白いので後ろ暗いところがない清廉潔白の心を表す
・南天・・・難を転ずるという語呂が縁起のよさに通じる
・橙・・・金運をよくする。代々受け継ぐという語呂の良さから
・金柑・蜜柑・・・柑橘類は黄金が生る木という考えから
・仏手柑・・・インド原産の柑橘類でまるで手を合わせて合掌しているような形の柑橘類。        そのことから、「おめでたい」や「ありがたい」などのことから縁起物として扱われてます
・ゆずり葉・・・代を親から子へゆずる
        ゆずり葉は、新芽の葉が成長したのち古い葉を落とすという性質から
・水引・・・おめでたいものや目上の人などに献上する品物を紅白で結う
・扇・・・広げると末広がりを表す。末広がりとは、繫盛・繁栄が広がり続けるという意味があります。
     また福を招き、邪気を払うともいわれています。 


これはKALIANgのお飾りに使っているものです。
それ以外にもお餅や伝統的な江戸玉飾りなどに使われているものもついでにご紹介しておきましょう。


【その他の縁起物】
串柿・・・柿は「嘉来」に通じる縁起ものです
干昆布・・・養老昆布(よろこぶ)=喜ぶの意。古くは昆布の事を「広布」(ひろめ)と言い、喜びが広がる縁起もの。
      「子生」(こぶ)と書いて子宝に恵まれるよう願います。
勝栗・・・搗栗(かちぐり)搗ちるとは棒でつつくという意味がり、栗の皮を棒でつついたものという意味があります。     
     栗の保存食でしたが、語呂が「勝ち」に通ずるところからお正月の縁起ものとして使われました。
伊勢海老・・・海老は海の翁という意味があります。
       腰が曲がっても元気な様から不良長寿の縁起物として扱われてきました。
       また硬い殻が鎧を身にまとった武士に通じ、武家からも縁起物として扱われてきました。
熨斗あわび・・・のしアワビとは干して平らにしたアワビのことです。
        古来よりアワビは食べたら長寿になるといわれる保存食でした。
        そこから縁起物として贈られるようになります。
        伊勢神宮にも奉納されるなどの古くからの仕来りです。
特にこれらのものは、江戸のお正月飾り、つまり玉飾りに装飾されたもので、豪華絢爛に作りを競い合いました。
各地方にもさまざまなお飾りがあり、それぞれの地域文化を反映した特色あるお飾りが作られるようになりました。


以上でお正月の縁起物のお話でした。
KALIANgのお飾りをどうぞよろしくお願いいたします。