2025/03/02 21:57

 

おはようございます!こんにちは!こんばんは!Flower Shop KALIANg(カリアン)です!
ミモザの飾り方・楽しみ方についてはこちら
→ミモザのこと①「みんな大好き!ミモザの季節がやってきました!」
今回もミモザの種類についてご紹介したいと思います。

実はミモザといわれる植物は、アカシアというのが正式なお名前なんです。
そのアカシアもとても種類が多く、鉢物としてだけ出回ってる品種もあります。


ミモザは主にオーストラリア原産のものが多くあります。
ミモザの本名はアカシアなのですが、アカシア自体は南半球に多く自生しており、
アメリカ大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸と広く分布しております。
種類に関しても膨大な数があります。
日本で栽培されているのはほんの一部で、その中でも多くは鉢物もしくは植木として流通しています。
そしてさらに、切花として流通している品種は限られています。
それでは、そのミモザの種類をこちらでご紹介していきましょう。


ミモザの取り扱い方法についてはこちらへ


 
アカシアいわゆるミモザの種類は、そのほとんどがオーストラリアやタスマニアなどに多く自生しております。
ミモザの種類 おすすめ10選で紹介しきれなかったミモザをこちらでご紹介します。
 

11.アカシア・テレサ

実はこのテレサという品種はブリスベンの派生種というか同じなかまで、
アカシアのなかでは、かなり小降りです。
主に鉢物として流通しており、クリーム色のかわいいお花を付けます。
葉状体もグリーンからやや明るいグリーンをしているものもあります。

学名: Acacia fimbriata wattle 'Crimson Blush'
英名: Acacia fimbriata "TERESA"
和名: アカシア・テレサ





 12.アカシア・スペクダビリス

切花として流通しているのを確認しています。すでに鉢花や植木としては流通しています。
葉は丸みを帯びたものがいくつかついています。切花としての流通量は少なめです。花は
ネムノキのように夜には葉が閉じます。



学名:Acacia spectabilis
英名:Glory wattle
和名:アカシア・スペクタビリス



 13.アカシア・オーレア
銀葉アカシアの中で、葉が黄色くなる品種を、銀葉アカシア・オーレアといいます。
もともとオーレア(aurea)は黄金色の、金色の、という意味があり、植物の品種で黄金葉の品種につけれらることが多くあります。
切花としても流通をしておりますが、おもに葉を楽しむ枝物として利用されることが多くあります。
切花としてはその葉の美しさがある一方で、よく知らない人は、黄色く変色して品質が悪いものという認識されるため注意が必要です。
植木としては、とても鮮やかな黄金色が春先のガーデンを彩るためとても人気が高い品種です。

学名:Acacia baileyan’aurea’
英名:Cootamundra wattle’aurea’
和名:黄金葉アカシア



14.アカシア・レッドクリスタル
ギンヨウアカシアのなかで葉が黄色になるオーレアのシリーズの中でも、新芽の葉先が赤くなるタイプです。
基本的にはオーレアなのですが、新芽の梢が、パルプレア同様赤い色素が入ります。
そのため、オーレアと区別して、レッドクリスタルと命名されました。
こちらも切花としても流通しており、新芽の時期から花の時期まで目にすることが出来ます。

学名:Acacia baileyan’aurea’
英名:Cootamundra wattle’aurea’
和名:黄金葉アカシア・レッドクリスタル



15.アカシア・ロンギフォリア

いわゆる柳葉ミモザとして切花でも流通する品種です。フロリバンダよりも花序が小さく、クリーム色から淡い黄色の花が特徴的です。切花流通としてはミモザのシーズンの後半からやや終わりの時期に流通します。輸入の他に、千葉県などから国産として流通することもあります。花もちは非常によく、ドライフラワーとしても楽しめます。ロンギフォリアは長い葉という意味です。

学名:Acacia longifolia
英名:long-leaved wattle, acacia trinervis, aroma doble, golden wattle, coast wattle, sallow wattle,Sydney golden wattle. 
和名:柳葉ミモザ
 

16.アカシア・バウアーレニ

オーストラリア極東部のとくに狭い地域に自生する珍しい種類。日本に流通しているかは不明。葉状葉は細長い。花の色は白からクリーム色をしているのが特徴です。

学名:Acacia baeuerlenii
英名:ー
和名:ー

17.ブルーブッシュ・ワトル(もう一つのブルーブッシュ)

アカシア・カエシエラは、細い葉と茎が特徴です。オーストラリアの東南部に自生するアカシアで、別名ブルーブッシュという名前が付けられています。オーストラリアでは開花期は7~10月と春から初夏にかけて開花します。
日本では、アカシア・コベニ―がブルーブッシュとして流通しており、テーブルランド・ワトルまたはアカシア・カエシエラとして区別します。

学名:Acacia caesiella
英名:tableland wattle, bluebush wattle , blue bush
和名:アカシア・カエシエラ




 品種としてのミモザはアカシアというのが正式名称で、ミモザというのは本来ネムノキを指します。
 ネムノキとアカシアを間違えて呼んでしまったため、今ではアカシアのことを主にミモザと呼びます。
 但し、アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属なので、あながち間違いではないと思うのです。
 そんなこからアカシアは「ミモザ」という愛称として認識されるようになりまして、
 世界各地で「ミモザ(Mimosa)」といえば、この黄色いぽんぽんもふもふふわふわの花が付いた植物のことを指すようになりました。
 近年のミモザブームもあり、流通量は非常に多く、鉢花もしくは花木として流通することが多く、様々な品種を目にすることが出来ます。
 価格は根元のサイズによって異なり、根の大きさが大きければ価格も高くなります。
 おおよそ、8号サイズで10,000~20,000円、尺サイズで15,000~35,000円、尺2サイズで30,000~100,000円と値幅があります。
 サイズだけでなく品種と樹齢によっても差が出てきます。


 
アカシアには、葉の状態で区別することができます。
偶数羽状複葉と単葉のものです。
しかし、アカシアのほとんどの種類の葉のように見えるところは、偽葉もしくは葉状体(フィロード)といいます。
これはもともとは葉柄だったと考えられています。
中には蜜腺を持つものもあります。

葉ではなく、葉の役割もある程度は果たしていますが、植物的には葉柄なのです。
また起毛する品種などもあり、パールアカシアなどはその代表種で触るとベルベットのような触り心地のものもあります。
少し起毛しているパールアカシアの葉




 
アカシアの花は、総状花序というつき方で、いわゆる藤などと同じ下から上へ花が咲いてきます。
一つ一つの黄色いぽんぽんもふもふふわふわの花は、マメ科の中でもネムノキ亜科の特徴です。
このふわふわに見えるものは何かというと蕊(しべ)です。
一つ一つの花が、花茎の先に外側に向けて球状に花を咲かせているためぽんぽんのように見えるのです。
分解すると一つ一つの花があり、蕊と萼片が付いています。
そして受粉をすると豆のさやのようなものの中に種ができるのです。
品種によっては、火災が起きないと発芽しないものもあります。
非常に不思議な原始的な植物でもありますが、オーストラリアという特殊な大地で独自の進化を遂げた花でもあります。

 
いかがでしたか?

このようにふわふわポンポンもふもふの可愛いミモザはとても興味深い植物です。
また切花よりも鉢物・植木としての流通のほうが品種が多い植物でもあります。

切花としてはクリスマスごろからリースなどに使う葉の出荷、2月の頭くらいから蕾の出荷、そして3月上旬は、フサアカシアや銀葉アカシアなどのいわゆるミモザといわれている花の出荷、そして3月後半から4月半ばくらいは単葉の種類、真珠葉ミモザ、柳葉ミモザ、三角葉ミモザとなります。KALIANgでは、4月以降はドライフラワーの商品の対応となり、在庫がなくなった時点で出荷終了となります。

3月のころの一番良い時期にはぜひフレッシュなミモザを飾っていただきたいともいます。