御供花(おそなえばな)とは
御供花(おそなえばな)とは、故人をしのぶために供えるお花の事をいいます。
御供花(おそなえばな)は、供花(きょうか・くげ)ともいいます。
本来、お供え物は、世界各国で人が宗教的な意味において信仰対象へ捧げるものです。
ですから花だけではなく、食べ物や装飾品など様々なものを捧げてきました。
当然、神や仏の信仰対象だけではなく、死者の霊や祖先や祖父祖母父母など身近な存在へもお供えをします。
日本においては、神道や仏教だけではなく、祖先の霊を祭る様々な民間信仰にも同じようにお供えは存在しました。
そして、食べ物や装飾品だけではなく、お花もまたお供えするものとしてささげてきました。
KALIANgでは、御供花を様々なシーンでご利用いただけますようご用意しております。
■お花を供えることのなりたち
日本においては、かつては神道をはじめとするシャーマニズムを発祥とする信仰がありました。そこに仏教の伝来やキリスト教の伝来など様々な宗教や信仰が混ざり合って現代の風習や習慣になっています。
特に神道や仏教の教えは日本人の生活の中に多く取り込まれており、お盆やお彼岸などの風習もその一つです。
仏教においては、花を供えることすなわち「花は仏の供養の第一」とされており、仏教経典にもその功徳が説かれています。ですから、仏や死者に花を手向けることは大切な供養でもあるのです。
■御供花を贈るシーン
御供花は、亡くなった方に贈ることが多くあります。
特に親戚や仕事上のお付き合い、個人的なお付き合いなどで大変お世話になった方がなくなった場合、また亡くなったのちも贈ります。
その故人のことを偲んで贈ることが多くあります。その贈る御供花の例をご紹介します。
〇枕花
お亡くなりにになってすぐ贈るお花の事です。
お亡くなりになってからご葬儀の間まで、枕元におそなえするため、こう呼ばれました。
大変親しい方や親族に贈ることが多いお花です。
〇ご供花
お通夜やご葬儀に贈る花のことです。
ご葬儀場やお寺などにお届けすることが多いお花となります。
アレンジメントの形態だけでなく、会場によってはスタンド花としてお届することが多くあります。
〇初七日・四十九日・納骨式・周忌・回忌などのご法要
お亡くなりになった後のご法要に合わせてお贈りします。
法要の営まれる当日、斎場や寺院などにお届けするばかりではなく、ご自宅などにお届けします。
〇お盆
お盆は日本古来の祖霊信仰と仏教における盂蘭盆会が融合した風習で7月に地方では8月の15日に行います。
13日に迎え火を行い、祖先の霊を迎えます。そして、16日に送り火をし、祖先の霊を贈ります。
これに合わせて、特に四十九日の法要を終えて迎える最初のお盆を初盆(はつぼん・ういぼん)または新盆(しんぼん・にいぼん・あらぼん)といい、13日に白を基調としたお花を贈ります。それ以外の場合は、いわゆる仏花を飾るか、お供え用のアレンジメントを飾ります。
〇お彼岸
お彼岸は、浄土思想により西方にある極楽浄土に想いを馳せたことが始まりとされる。太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日の年に2回、あの世への門が開くとされ、祖先や死者を祭る日としています。
そのため、春と秋のお彼岸の時期には祖先や故人にお花を贈ります。

■ペットの御供花について
近年、ペットの御供花を贈られる方が非常に多くいらっしゃいます。ネコちゃんやワンちゃんももはや家族の一員。当然、ペットがなくなった場合もお悔やみのお花をお送りします。
※ペットの御供花で気を付けること
ごく稀にですが、お花に興味を持ったり、葉っぱを食べてしまうペットがいます。とくにネコちゃんは本能から、植物に興味があり、食べたりします。
そのため、アレルギーをおこしてしまうヒガンバナ科やユリ科の植物を避けるようにします。
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アレンジメント「パステルパープルの優しい色合いアレンジメント」Mサイズ トルコギキョウ デルフィニウム
¥11,000 税込
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御供花 アレンジメント「白いガーベラとアンスリウムの白緑のお供え花」Lサイズ ガーベラ ホワイト グリーン 15000円(税別)
¥16,500 税込
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アレンジメント「白と水色・パープルのパステルアレンジメント」Sサイズ 寒色系 お供え 御祝 ペットのお供え 5000円(税別)
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御供花 アレンジメント「白いカラーと紫のトルコギキョウのお供え花」Lサイズ カラー トルコギキョウ ホワイト パープル ラベンダー 15000円(税別)
¥16,500 税込
■お作りするアレンジメントの色あいについて
御供花の色みについて、厳格な決まりはありません。しかし、世界各国の慣習としては「白」を基調とする場合が多くあります。
日本でもお亡くなりになってすぐ贈る枕花、お通夜やご葬儀の供花、初七日、四十九日、納骨式には白を基調としたアレンジメントをお贈りします。
また、亡くなった日が浅い方にも白基調の仕上がりのお花をお供えします。
ですが、白だけでは寂しく感じる場合は、白に緑、白に紫やラベンダーカラー、白に薄いピンク、白にクリーム色など、白を基調に優しい色を混ぜることがあります。
ところが、お亡くなりになられた方の地域や年齢などによっても異なります。
例えば、東京や関東近県、主要都市部以外の地域では、白にピンクや黄色などを混ぜる場合もあります。また九州などでは、御祝のスタンドのようにド派手で華やかな色合いでお作りすることがあります。
たとえば、90歳以上で亡くなって、大往生だね、っていうときはむしろ御祝としてとっても華やかな色で贈る場合もありますし、若くして亡くなった女性には薄いピンクの可愛い色合いでお供えすることもあります。
いずれにしても、お届先のご親族とよく相談なさることをお勧めいたします。